【講演レポート】HRサミット2019にて講演いたしました « 個人を本気にさせる研修ならイコア

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[2019.09.27] 【講演レポート】HRサミット2019にて講演いたしました

2019年9月20日(金)に人事フォーラムHRサミット2019にて講演いたしました。講演内容は、『リーダーの本気に火を付ける~AOKI事例に学ぶ、活力ある現場のつくり方~』
ゲストスピーカーに、「紳士服のAOKI」の追谷 元啓氏を迎え、イコア人材開発部の東谷と対談形式で4つの切り口からお話しいただきました。

企業の最前線でご活躍されている追谷氏より、非常にリアルで生々しいお話をしていただき、ご来場の皆さまは熱心に耳を傾けてくださいました。

 

①現場を元気にするリーダーとそうでないリーダーは
 どこに差があるのか?

(東谷)現場を元気にするリーダーとそうでないリーダーには
どういった違いが有るのでしょうか。

(追谷氏)そもそも、リーダーの能力そのものの差はあまりなく、スタートラインは同じであると考えています。その中で、現場を元気にするリーダーは、イキイキとしています。リーダーがイキイキとしていると、そこで働くメンバーもイキイキとしてきます。

(東谷)では、イキイキとしているリーダーとそうでない
リーダーは何が違うのでしょうか。

(追谷氏)自己開示ができているかどうかだと考えています。自分の強み・弱みを明確にし、カッコつけずにメンバーに自己開示すること。弱みをさらけ出せれば、メンバーは助けてくれます。さらに、リーダーにはブレない軸が求められます。振り子の振れ幅が下にいけばいくほど大きくなるのと同様に、リーダーの発言や行動がブレたらメンバーに混乱を招き、迷いが生じてしまいます。そのため、リーダーの発言や行動は一貫性がなければならないと考えます。

②現場リーダーの本気に火を付けるために人事の立場から
 何ができるのか?

(東谷)人事部の前は、現場にいたそうですがその頃の
人事部のイメージはいかがでしたか。

(追谷氏)正直、頭でっかちで近づきにくく、データ重視で人を数値化している部署であり、本音を言いづらいと感じていました。

(東谷)実際に人事部に配属されていかがでしたか。

(追谷氏)人事部全員が真剣に会社・社員のことを考えていることがわかり、その印象はガラリと変わりました。先輩から教わった「人事」は「他人事」でなく、「人のためにやる事」という言葉は人事で働く中でずっと意識してきました。ただ、人事の思いは現場に伝わっておらず、現場に本音を言ってもらえていないという状況だと感じました。

(東谷)その状況を改善するために何をされましたか。

(追谷氏)現場と人事を経験したからこそ、まずは人事の本気を現場に見せることが大切だと考え、現場に足を運ぶ回数を増やしました。そこで、ヒアリングした課題を1つでも2つでも解決することにより現場からの信頼を得ることができました。

③リーダーのレベル・課題別のきめ細やかな取組み、
 そこに込めた思いとは?

(追谷氏)私が着任したときに、2:6:2の下位2のローパフォーマーを降格させなければならないという事態になりました。しかし、現場に長くいたからこそローパフォーマーを切り捨てるのではなく、チャンスを与えるためにはどうすれば良いのかと考えました。その結果、一律平等の教育ではなく、ローパフォーマーに向けた新たなやり方が必要だという結論に辿り着きました。資源は無限ではなく、人という大事な資源を活用するために、やり方次第で結果は変えられると考えました。

④売上が最下位の店長が奇跡的なV字回復を
 成し遂げたわけとは?

(東谷)実際に、研修に参加した店長の店舗で奇跡的に
V字回復したことについて教えてください。

(追谷氏)決して奇跡だとは思っていません。元々持っているものが引き出せた結果だと思います。彼らの可能性を信じた結果です。取組みの1つとして「店長再生研修」では「自己開示の場」を提供しました。本来の力を出し切れていないリーダーに、自分をさらけ出せる場を提供し、人生そのものを見直してもらいました。また、上司も巻き込み新たな関係性も築けたことも大きかったです。結果として多くのメンバーがV字回復し、ワースト20位に入っていた店長も全国1位に輝きました。

(東谷)そのような結果となった要因は何だったのでしょうか。

(追谷)参加者の他責思考が自責思考へと変わり、負のスパイラルを脱却したことが主な要因だと感じております。自己開示をすることでメンバーを動かすことができ、変わってほしいという人事の思いと上司の関わりがその人を変えたと感じました。可能性を信じること、思いをしっかりと共有することが大切だと感じた出来事でした。

ご参加者からの感想

・営業(現場)から見た人事のイメージとそれを変えようとした具体的な行動が聞けて良かったです。
・本人の努力も大切ですが、上司が環境を作ることや本人の能力を信じることが大切だと思いました。
・人事が自ら現場に足を運ぶのが大事ということに気付かされました
・「人事とは”人のため”にやること。”他人事”であってはならない」という言葉が印象深かったです。最近ちょっと他人事になってたなあ、と反省しました・・・。
・“ブレない軸”と“自己開示”を自分も大事にしようと思います
・人の心を動かすには「動く人事」が大切だと改めて知ることができた
・上司や人事、周りが心をくだいて歩み寄ってくれるというのはとてもやる気+行動につながると思いました
・結果を変えたければやり方を変えなければならないということを痛感しました

 

 

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