『対話が重要視される時代に』 水本 龍馬 « 個人を本気にさせる研修ならイコア

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『対話が重要視される時代に』 水本 龍馬

こんにちは。水本龍馬です。

2021年8月2日に開設した”e-ダイアログ”はお陰様で1周年を迎えることができました。この1年間でe-ダイアログに入会してくださった方、セミナーや勉強会・懇親会へご参加してくださった方、誠にありがとうございます。

2020年初頭からはじまった新型コロナウィルスとの共存は3年目を迎えました。以前からVUCA時代と言われており、その意味も理解をしているつもりではありましたが、新型コロナウィルス感染拡大やそれに伴う仕事のあり方、働き方の変化を経験すると、いかに表面的な理解であったかを痛感します。“新しい生活様式”はこの2年間で定着し、テレワークは働き方の選択肢の一つとなりました。少しずつでありますが変化へ対応し、弊社でもオンライン研修を何ら違和感なく進めることができています。

オンライン研修を行っていると参加者の方々からこのような声を耳にします。
「こんなにじっくり話すのは久しぶり」「人と話せて楽しい」「考えていることを話せてすっきりした」などです。本来、「離れていても顔を見て話せる」のがオンラインツールの強みのはずですが、実際には多くの企業で社員同士のコミュニケーションの機会が減っているようです。一般社団法人日本能率協会が調査した「日本企業の経営課題2021」によると、上司と部下との意思疎通が難しくなったと回答した方は42.2%。社員同士の意思疎通が難しくなったと回答した方も49.5%となっています。コロナ禍を機に人との会話に課題を感じている方が増えているようです。

弊社では「壁打ちの壁」という文化があります。壁打ちの壁とは、仕事における考え方や方向性などを、誰かに話を聞いてもらいながら説明することで、自分の考えを自分自身で見直すという意味です。話をしながら自らの矛盾に気づいたり、考えが整理されることがあります。自分の悩みや考え、モヤモヤを言葉にするだけでも、さまざまな気づきを得ることができます。テレワークが浸透し、一人考え悩む時間が増えたことで、気軽に話を聞いてもらうことが減っていることと思います。弊社ではお互いに「壁打ちの壁」となることが定着しており、テレワークでも社内でのコミュニケーションは頻繁に行われています。

上司と部下との意思疎通不足を解消するため、改めて1on1の制度化を検討している企業も多く、お客様との打合せでもオンラインコーチングやオンライン面談はトレンドワードです。社内でのオンライン交流会・食事会を開催し、推進する企業も増え、最近話題となっている「心理的安全性」、「オンボーディング」においてキーワードになるのも「対話」です。また、50代以上の方々のキャリア形成も対話が重要視されています。

人は本来、対話を通して”気づきや刺激を得て学び”、”課題解決の糸口を見つけ”、”新しいアイデアが生まれる”ものだと考えています。e-ダイアログではその名の通り、「dialogue=対話」を大切にしています。様々な企業で働く一人ひとりが繋がる機会を持ち、対話を通して互いに学ぶ、刺激し合える場として開設しました。これからはより一層、コミュニティメンバーとの対話の機会を増やし、有意義なコミュニティとできるよう、日々試行錯誤しながら進めていきたいと思います。

今後とも、何卒宜しくお願いいたします。

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