『管理職育成を考える』 細井 浩一郎 « 個人を本気にさせる研修ならイコア

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『管理職育成を考える』 細井 浩一郎

VUCAの時代と言われて久しいですが、管理職におけるリーダーシップの在り方も
変わってきています。従来のような指示命令型のリーダーシップから、
共感力やコミュニケーション能力を重視するリーダーシップへ変化する中、
特に部下の育成力とコーチング力が重要な役割となっています。
研修を実施する中で、このような声を多く聞きます。
・「管理職自身がタスクに追われてしまい、部下との時間をなかなか取ることができない」
・「1on1を実施しているが、中身は業務進捗に関することがほとんどで部下の話を聞くことが
 できていない」(ほぼ自分が話している)
・「ティーチングばかりになり、コーチングができていない」
・「時間的、精神的に余裕があまりなくじっくりと話を聞くことができていない」
「上3年にして下を知り、下3日にして上を知る」という言葉もありますが、
この言葉通りであれば、上司は部下を知るのに3年かかります。部下はそう簡単に
本音を話してくれないでしょうし、周囲の様子を窺って発言することもあると思います。
そのような中で、しっかりとコミュニケーションを取っていない上司は、
果たして部下を知っていると胸を張って言えるでしょうか。
「私の時代は背中を見て育てと言われたのに…」と嘆く気持ちはわかりますが、
今の若手に説くことは難しいでしょう。

指示命令型のリーダーシップが間違っているとは思いませんが、部下をしっかりと観察し、
目標設定やキャリアについても話し合う。部下に興味関心を持つことが重要だと思います。
管理職を育成するためには、部下に興味関心を持ち、行動に表していくことが大事だと
認識していただくことから始めていくことが良いのかもしれません。

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